a,薬物療法
塩酸ドネペジル(アリセプト)、ビタミンE,コエンザイムQ10、クエン酸第一鉄ナトリウム(鉄)を用いている。
b,家族精神療法
これは、家族が患者にどのように接するかを指導する。特にMCIの段階の患者は、「物忘れがあるかどうか」を問わなくても本人はそれを知り、不安にさらされている日々であり、また早期ADの患者も即時記憶の障害が比較的前景に出現しているとはいえ、自分が物忘れの病いに侵されていることは、充分に感知している。その為に家族からのサポートを必要としながらも本人からはなかなか切り出せない点を考慮し、家族精神療法を充分に行えば、安心による情動安定化が病状の進行を抑えると考えられる。ケアはその意味をも含め、家族と家族にマンパワーが足らない場合はホームヘルパーの支援をあおぐことがある。ケアの基本は、MCI、早期ADの段階での患者に対しては、家族が安心の支えとなることが大変重要と思われる。
c,治験
治りにくかった病気によく効く薬や、それまでにあった薬より副作用が少ない薬など、役に立つあたらしい薬が開発されることは患者さんのみならず、患者さんのまわりの方々やお世話をする人にとっても望ましいことです。
あたらしい薬を世の中で広く治療に使っていただくためには、長い年月をかけて研究します。研究室で効き目や安全であることを確かめた後、健康な人や患者さんに使っていただいて、安全性や実際の病気への効き具合を確かめることになります。
このように、薬の開発のために、健康な人や患者さんにご協力をいただく研究を「治験」といいます。また、治験に使う薬を「治験薬」といいます。
治験は、研究的な面をもっていますので、国の法律や国際的な基準にしたがっておこなわれます。当病院においても、法律や基準にしたがい、治験審査委員会で審査したうえで、病院長の許可を得ておこなっています。
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