院長のあいさつ

医学博士 	今川正樹

21世紀は脳の時代になると思われます。

脳に関しての病いは2つに分かれます。

  1. 脳そのものが傷害されている病い。
  2. 疲労している脳の働きのために人間関係が障害される病い。

今川クリニックは人間関係の悩み、アルツハイマーなど、 その裏に隠れている脳の疲労と心のストレスを扱うクリニックです。

院長から観る脳の世界◇今月のトピックス

ヒトの進化と社会の形成を通じてアルツハイマー病の現代社会における増加を考える。


社会の中で人間関係を重要視する人々とアルツハイマー病(AD)との関係を語りたいと考えます。
対社会に対して人間関係を重要視する、一方、仕事のみの人々は総じてあまり病気になることは少ないようです。それは自己規制が強くかつ健康に配慮する点にあるように推測します(経験則)。しかしこのタイプの人々は家で家族に対してはワンマンの傾向をとる人が男女に多いようです。こいう人が定年退職をすると、次の職が見つからないと、毎日が暇であり、暇をもてあまし、何かのきっかで、例えば親族の親しい誰かが亡くなるなどが引きがねになり、度忘れが現れ、それが徐々に進み、気が付けば本人には今までありえなったこと、例えば置き忘れとか曜日を忘れると等、周りからおかしいと思い病院に連れて行かれることが多々あります。●暇は物忘れの大敵です●。社会及び人と人との繋がりが薄れてくるのは、私見に基づけば、75歳に入る頃、端的に言えば、●語り合う環境が減り●、●人間と云う存在が顕著に少なくなり●、●孤独な人が増え●、この頃から超高齢化の時代が人間であることの存在を徐々に剥奪していくことではないかと考えています。
推測すれば、長い進化の過程で猿人からヒトに進化し、文明が生まれる頃には人が群れを作り、その進化の基で音声サインが音声言語に変化し、さらに壁画などにそれぞれの文字が書かれたわけです。文明の進化がいきなり人間へと進んだわけではないのは勿論です。17-18世紀にイギリスとフランスでは宗教からの開放の結果、市民的ヒューマニズム即ち人から、人が自由に人と人がコミュニケイション出来る○人間○へと進化したわけです。ここから創造と自由が足早に進み、芸術、科学の進歩が宗教時代と較べ格段の進歩をし、現代(21世紀)に至っていると大雑把に考えています。人類が21世紀に入り、超高齢化とグローバル化の社会が、多大の環境変化とそれに伴う強烈なストレス、加工食品などにより、若年性及び老年期AD増加したのではないかと自験例を通して思う次第です。ADの増加は急速な環境の変化と人体の環境適応の変化に拠るところを考慮すべきだと考えています。

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プロフィール

神戸大学医学部卒業
兵庫県立尼崎病院 元精神科部長 (平成12年3月31日まで)
今川クリニック 精神科 (平成12年 6月) 開設

認定

日本精神神経学会精神科専門医
日本精神神経学会精神科指導医
日本老年精神医学会認定専門医
精神保健指定医
日本認知症学会認定専門医

所属

日本精神神経学会
日本認知症学会
日本老年医学会
日本神経化学学会
独立行政法人理化学研究所(和光市)
  日本神経精神薬理学会
日本神経学会
神経精神医学研究会
日本老年精神医学会
脳科学総合研究センター 客員研究

インターネット上で認知症についての有名なサイト『認知症・医療情報公開のホームページ』 (http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/tihouMEII.html)の「私 の選ぶ認知症の名医」に選ばれました。

下記HPでアルツハイマー病での研究内容が紹介されています。
1)http://www.inetmie.or.jp/~kasamie/thihouWADAInikkei.html

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