院長から観る脳の世界

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現代の食生活(認知症)
2010/12/21(火)
高等動物は生きていくために『三大栄養素』が必須である。この栄養素が何であるかは小学生の教科書にも出てくる栄養素である。つまり、●炭水化物●、●タンパク質●、●脂肪●の三つである。
人間の場合、この栄養素を食卓に並べ食べている。何のために食べているのか。ひとつは個体(本人)の生命維持であり、子孫繁栄のために食べているのである。
地球上に生命が生まれ、生命進化の果てしなく長い時の旅の果てに高等動物が現れ、その中でも200万年前頃にホモエレクトスが現れた。この高等動物の特徴は二足歩行が可能になったことである。これは他の高等動物と○歩行の点で全く異なる新種の動物○で、人類学上「原人」と命名されている。更に進化の道を進み、旧人・新人と進化するが、新人の中の一種としてホモサピエンスが地球上に現れ、その後4大文明が生まれ、人類の歴史が始まった。
 生命進化の先端に2010年の人類が地球上に生息している。原人の頃は三大栄養素を獲得する事が極めて困難であり、平均寿命は18歳前後と推定されている。200万年の時間の果てに、現在69億人程の人類が地球上に生息している。これらの人々が、生きる為に三大栄養素を必要としている。今になって生物系の多様性がバランスを失いかけていることに気付いた様である。
 日本は30年前には予想もしなかった世界一の超長寿国。40年前には市場があり、それが衰退するとスーパーが台頭し、さらに平成の時代に入るとコンビニが現れ、スーパーの衰退に輪をかけるようで、今やコンビニ時代である。
その結果、●輸入食品と加工食品で三大栄養素を補っている状態●であり、三大栄養素どころか、ビタミン・ミネラル等の必須物質が果たして食生活に満たされているのだろうか。今年の若者の熱中症、若年性アルツハイマー病の緩徐な増加などを想像すると、私達の足元の食生活に不安を覚える。

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